「おすそわけの文化」を上野村で体験。第一回上野村ツアーイベントを2011年に実施。

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2011年10月29日から30日にかけて、旅おこしの原点となる第一回目のツアーイベントを一泊二日で行いました。参加者は運営スタッフを含め、計21名となりました。ツアーを学生たちが企画し、運営するという最初の試みとなった本イベントまで至る経緯と、ツアーの内容について紹介したいと思います。

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都会にはない「おすそわけの文化」を上野村で発見

上野村で活動を始めた当初は、まず上野村の抱えている課題や、外から見た上野村の魅力を見つけだすため、机上調査とともに、現地調査を積極的に行いました。そこで見えてきたのが、大きく2点ありました。

まず1つ目が、上野村は高齢化、過疎化の進行(総人口に対しての高齢者(65歳以上)の占める割合は40%以上)という問題を抱えており、その問題を観光・交流を通して解決していこうと試みていること。

そして、2つ目が、現地調査を通じて、上野村の人々は温かく、気さくな人が多く、私達のような若者と接する機会をとても喜んでくれる方がたくさんいるということがわかりました。そして、村人との交流を通じて、自分の家でとれた農作物を近所の人々におすそわけする文化があることに、学生たちは気がつきました。

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上野村と都会の若者とのつながりづくりをし、上野村のファンを増やしたい

調査を踏まえ、上野村にもっと必要とされるのは、①村を支える若い年代の人々の存在と、②他地域の人々との交流機会を増やすことの2点ではないかという仮説を立てました。

そして、その課題の解決のためには、上野村と都会の若者とのつながりづくりをして、上野村のファンを増やしていく必要があるのではないかと考えました。

そこで、地域住民が気が付かない地域特有の「当たり前」の文化を「旅」と「交流」を通して発見することで、そして地域住民もその地域を訪れる人も元気にする 「旅おこし」という発想の元、上野村の地域特有な「おすそわけの文化」に注目した、ツアーイベント開催を試みました。

参加者が「純粋に旅や交流を楽しむこと」が村の元気につながっていくツアーイベントに

村人との交流と上野村のファンづくりを目指し、ツアー内容を決定しました。ツアーのコンセプトとして大切にしたのが、参加者が「純粋に旅や交流を楽しむこと」が村の元気につながっていくことです。つまり、村人と旅人の交流の際にも、どちらか一方的に何かをしてあげるということでは決してなく、「お互いに」交流を通じて元気になってもらうということをイベントの趣旨としました。

タイムスケジュールは以下のとおりです。

タイムスケジュール
2011年10月29日
12時 西武秩父駅集合
13時 福寿庵にて昼食 “十石そば”
15時 わらしべBBQ長者大会
20時 肝試し
22時 参加者同士の親睦会

10月30日
8時 朝食
9時 ふるさと祭りにて①甘酒配布のお手伝い②ハイキング
13時 上野村を出発
15時 西武秩父駅解散

ツアーのメインイベントであったのが、わらしべBBQ長者大会です。参加者を3つのグループに分け、村内の集落を1時間ずつ2つの集落を回り、 村民と交流しながら「わらしべ長者」の要領で物々交換をし、BBQの食材を集めるというものです。

村民との“交流の証”として村民と一緒に写真をとり、リアルタイムでFACEBOOK の特設HPにアップし、より多くの“交流の証”を集めたチームが優勝というルールで行いました。交流を通じて、村民の方からいただいた食材と運営側で用意した食材でバーベキューをし、優勝したチームにはしいたけフランクを贈呈しました。

2日目には、毎年上野村で行われている「ふるさと祭り」に参加し、ツアーの参加者が甘酒配布のお手伝いに参加し、村民の方との交流を楽しみました。一般的な、観光地を巡るツアーでは決して体験できないことを今回のツアーでは参加者の方に提供できたのではないでしょうか。

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「村人との交流」をアンケート回答者の100%が楽しかったと回答

ツアーイベント全行程終了後、参加者の方にアンケートを記入していただきました。その結果、ツアーのメインイベントである「村人との交流」に関して、回答者の100%が楽しかったとの回答をいただきました。

また、回答者の100%がまた上野村ツアーイベントを開催する場合、参加したいと答えていることから、言い換えると「また上野村を訪れたい」と思う上野村のファンが増えたといえるのではないでしょうか。

最後に

旅おこしは、地域住民が気付かない地域特有の「当たり前」の文化などを、「旅」や「交流」を通して発見し、楽しむことが、結果的に地域の活性化につながり旅行者の元気にもつながるという趣旨のものです。

第一回目の上野村ツアーでは、住民との交流における参加者の満足度がとても高かったことから、旅おこしの有用性を感じることができたツアーイベントになったのではないでしょうか。

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