2016年7月2日から3日にかけて、旅おこし講・上野村チームは、秋ごろに開催予定のツアーや写真展などに向け、上野村の魅力を探し、体験するための視察を行いました。
今年度から、新たに活動に参加したメンバーも多いため、実際に上野村を訪問し、自分たちが上野村をよく知るということも視察の目的の一つとなりました。
視察を通じて学んだことや感じたことについて紹介したいと思います。
上野村の暮らしや文化、産業にふれる
今回の訪問では、上野村で暮らし、仕事をしている2名の方から、じっくりと上野村についてのお話を伺うことができました。
まずお話をお聞きしたのが、上野村で民宿を営んでいる不二野家さんのご主人である黒澤さんです。暮らしや文化、産業と、幅広い面からさまざまなお話をしていただきました。
「一度きりの訪問ではなく、年間を通して定期的に上野村を訪れてくれる人々が増えてほしい。上野村を好きになって、何度でも帰ってきてほしい。」
私たちの活動を通じてどんな貢献ができるだろうかと、改めて黒澤さんの思いを聞き、考えました。今年度は、若者を招き上野村の魅力を体験してもらう旅を企画しています。私たちの活動をきっかけに、一人でも多くの「上野村ファン」が増え、その結果として村の人々を笑顔にできたらと思いました。
また、上野村の農協にお勤めされている月田さんからも、お話を伺うことができました。
上野村の名産品である十石みそやジュースの受託生産など、成果を出している産業がある一方で、村が主導し産業を引っ張っていくうえでの課題も見えてきました。
月田さんは、普段のお仕事から上野村の産業に深く関わられているので、私たちの知らなかった上野村の産業について、詳しくお聞きすることができました。
新羽集落と白井集落を訪れ、人々の温かさにふれる
上野村には12の集落があります。今回の視察では、新羽集落と白井集落に訪問しました。
新羽集落へ行ったのが、ちょうど気温が高くなっているお昼時だったので、あまり住民の方々からお話を聞くことができませんでしたが、よそから来た私たちが突然声をかけても、出会ったみなさんは笑顔で対応してくださいました。
地元の商店の方によると、新羽集落のすぐ近くを流れる川では、子供たちが夏になると水遊びをよくするそうです。冷たい清流で、毎日のように遊ぶことができる子供たちをうらやましく思えました。
白井集落には、今年の5月にも訪問しており、そのときも白井集落の方々には、美味しいお料理と温かい笑顔で、迎えてくださいました。今回も同様に、多くの方々にお集まりいただき、いも串などの郷土料理をご馳走していただきました。
囲炉裏を囲み、白井のみなさんとお話をして過ごす時間は、とても素敵なものでした。
視察を終えて
今回の視察では、上野村に暮らす多くの方々とお会いすることができ、上野村の魅力を感じることができました。視察を通して得た多くのものを、今後の活動に役立てていきたいと思います。
なお、9 月には上野村で写真展、10月には、上野村を訪れるツアーを計画しています。着々と準備を進めていますので、どうぞご期待ください!