12月2日から4日にかけて、東京の日比谷公園でご当地鍋フェスティバルが開催され、宮城県名取市の名物であるせり鍋が出品されました。
ゆりあげ港朝市にて、せり鍋を提供しているスズタケさんが本イベントに出店されるということで、旅おこし講のスタッフ二人でお手伝いをさせていただきました。
天候にも恵まれ、たくさんのお客さんが会場へと足を運んでいました。イベント当日の様子をご紹介したいと思います。
仙台名産の「せり」を使った鍋
名取のせりは、市場では「仙台せり」として知られ、栽培は380年ほどの歴史があります。
参照:名取産のせり鍋
お手伝いしたスズタケさんのせり鍋は、仙台鍋まつりのグランプリやニッポン全国鍋グランプリで優秀賞や審査員特別賞などを受賞したことがあります。
醤油ベースの汁に大根やニンジン、ゴボウなどの根菜類と鶏肉、油揚げ、こんにゃく、きのこが4種類入り、せり根から葉までたっぷりと使った鍋です。
せり鍋の特徴は、何と言っても惜しげも無く器いっぱいに盛り付けられたせりです。一杯500円でこれだけのボリュームがあります。旬のせりをたくさん使った鍋なので、独特のえぐみが少なく、初めてせりを食べる方にも好評でした。
この一杯で、おなかいっぱいになった方もいたのではないでしょうか。
東京の方々にとっては、せり鍋はまだまだ馴染みのない料理かもしれません。ただ、会場を見て回っている時には「せり鍋気になるね~」という声をよく耳にしたように、興味持ってくれる方がたくさんいました。
名取のせり鍋は大好評
ご当地鍋フェスティバルでは、鍋のランキングを決めるにあたり、お客さんがおいしいと思ったお店の投票箱に、割り箸を入れて投票するという形です。
イベント最終日に結果が発表され、表彰式が行われました。セリ鍋は、残念ながら入賞を逃しました。しかし、名取のセリ鍋は多くの人の心をつかんでいたと思います。
食べ終わった後に「おいしかった」と伝えてくれる方が多く、リピーターの方や、閖上まで行って食べに行きたいとおっしゃるおばあさんもいました。
最後に
実は、東京でもせり鍋を味わえるお店があります。三代目文治銀座本店、日比谷本店、すりみや町店などで提供されています。
すりみや神田淡路町店さんではコースのみの提供のようですが、三代目文治銀座本店さん、日比谷本店さんでは、単品でも提供しているようです。
ぜひ一度、せり鍋を食べてみてください。クセになること間違いなしです!